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まちづくりを授業で実践! マーケターと考える探究学習

  • 執筆者の写真: 桜井 貴斗
    桜井 貴斗
  • 4月12日
  • 読了時間: 7分
まちづくりを授業で実践! マーケターと考える探究学習サムネイル

 


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【目次】



 

まちづくりを授業に取り入れるメリット


まちづくりには、その地域がもつ課題感に気づき、自分なりに の授業には、生徒にとって多くのメリットがあります。地域の課題を学び、実践を通じて解決策を考える経験によりことで、思考力や問題解決力を養うことができます。


最近では小中高で「探究学習」が導入され、日常生活や社会課題を深める学習時間が設定されています。私たちが子供のころは存在しなかった授業体系ですので、大人も学び直しが必要ですね。


探究学習の進め方解説

引用:参考:探究学習とは? 重視される背景やテーマの例、進め方、具体例を解説:朝日新聞SDGs ACTION!: https://www.asahi.com/sdgs/article/15272436


この記事によると、探究学習には大きく3つのメリットがあるそうです。


(1)主体的・対話的で深い学びを実現できる

(2)教科等横断的な学びを実現できる

(3)実際の社会で生きる知識や技能を身に付けられる

私も過去、起業家としてキャリア教育の出前講座でお話させていただきましたが、参加した私自身も非常に学びの多い機会でした。現代を生きる若い世代がどんなことを考え、どんなことに関心を寄せるのか直接触れる貴重な機会でありがたかったです。


では、まちづくりをテーマにした探究学習にどのようなものがあるのか調べてみました。



探究学習の例(SDGs QUEST みらい甲子園)


例えば、全国の高校生による主体的な探求学習を啓発する「SDGs QUEST みらい甲子園」では、まちづくりに限らずさまざまな社会課題への取り組みをみることができます。



なかでも、まちづくり・地域活性化に関わる発表は、高校生ならではの視点で課題解決が考えられています。大人も見るべき発表です。


SDGs QUEST みらい甲子園 公式サイト引用画像

まちづくりが生徒の思考力・問題解決力を育てる理由


まちづくりが生徒の思考力・問題解決力を育てる理由画像

①地域との関わりが学びのモチベーションを高める


地域の課題に触れ、解決策を考えることで、生徒は学びが社会でどのように活かされるのかを実感できます。また、地域の人々との交流は、まちへの理解や愛着を深め、自主的に行動する力を育みます。

  • 実践的に学べる:地域イベントや住民インタビューを通じ、体験から学ぶ

  • 聞くことによる成長:地域の人の意見を聞き、自分の考えを深める

  • 社会への意識が深まる:地域との関わりを通じ、将来の地域貢献につながる

  • 地域連携が成功のカギ:学校と地域が協力し、学びの場を充実させる


実際、私が行った授業で以下の感想をいただきました!


(引用)

自分で考える時間があったのでとても勉強になった。(中略)毎時間の小課題やみんなと話し合いながら授業を進めていく感じが楽しかったです。


私自身、詰め込み型の教育を受けてきた記憶を思い返すと、このような感想をいただいて報われました!



②答えが一つではない


まちづくりの授業では、「これが正解です」と断言できるような答えがありません。これは、従来の知識習得型の学びとは大きく異なる点です。


たとえば「高齢者が住みやすいまちとは?」というテーマを考えるとします。「バリアフリーの整備」「交通手段の充実」「地域交流の促進」など、さまざまな意見が出ますが、どれか一つで十分というわけではありませんし、どれも完璧な正解ではありません。


ここで求められるのは、複数の視点を持ち、利害関係の異なる立場の声を想像する力です。また、グループ内でも意見が分かれることが多く、「正解」よりも「納得解」「妥協解」に落とし込むプロセスが発生します。


この中で、対話を通じて合意を形成する力や、他者の意見を聞きながら自分の立場を再構築する力が養われるのです。



③現実社会の課題に直結している


まちづくりは、教室の中だけで完結する抽象的な学びではありません。子どもたちが生活している地域そのものが教材であり、そこで起きている課題がテーマとなります。

たとえば以下のような課題が題材になります:

  • シャッター商店街と空き店舗の活用

  • 高齢化による買い物難民の増加

  • 自然災害に備えた地域の防災力

  • 子育て世代の孤立や居場所づくり

これらは、ニュースや授業で「どこか遠くの問題」として扱われがちですが、まちづくりの授業では自分たちの身近な現実して捉えます。

 「この道、夜は暗くて危ないな」「あの公園、誰も使ってないけどどうすればいい?」 そうしたリアルな気づきが、問題発見の力を育て、自分ごととして考える力につながります。



まちづくりを題材にした授業のカリキュラム設計


「まちづくり」をテーマにした授業では、地域の課題を見つけ、解決策を考える体験が学びを深めます。ここでは、全国の興味深い取り組みをする事例をご紹介します。


まちづくりを題材にした授業のカリキュラム設計画像

宮崎県都農町の「つの未来学」(公立中学校)


「つの未来学」は、宮崎県都農町の都農中学校で実施されている総合学習プログラムです。​このプログラムは、地域の課題解決やまちづくりをテーマに、生徒たちが主体的に探究し、提案を行うことを目的としています。​




鯖江市役所JK課(福井県鯖江市)


2014年に福井県鯖江市で発足した、女子高校生(JK)が主体となってまちづくりに取り組む仮想の行政組織です。 ​メンバーは市内在住または通学する女子高校生で構成され、地域活性化や社会参画を目的とした多彩な活動を展開しています。 ​




HONEの出前授業の特徴


ウェブサイトでは企業向けの研修事例を掲載していますが、静岡デザイン専門学校の非常勤講師や、NEXT STARTUP Shizuoka様のお誘いのもと、中学・高校生向けの出前授業も実施しています。


HONEの出前授業画像

私の授業の特徴は、「地方」×「マーケティング」です。実際に地域の課題解決に奔走する私の経験を噛み砕き、学生にもわかりやすくマーケティングの本質をお伝えできます。


数時間の授業でマーケティングをお伝えするのは難しいので、「なりたい自分」や、「お菓子作り」など、学生にとって身近なテーマから掘り下げ、考えるきっかけをつくります。


株式会社EXPACT様が主催する「NEXT STARTUP Shizuoka」の出前講座なら、私を含む静岡県内の実業家による出前授業をお届けできます。静岡県の学校関係者の皆様は、ぜひお試しいただけたらと思います!

参考:NEXT STARTUP SHIZUOKA: https://next.startup.shizuoka.jp/



まとめ


まちづくりをテーマにした探究学習は、学生にとって「社会とつながる実感」を持てる貴重な機会です。地域の課題を自分ごととして考える中で、思考力や対話力、そして未来を切り拓く力が育まれていきます。実際のまちを教材にし、実践を通じて学ぶこの授業は、教室の外とも深くつながる「生きた学び」です。導入を検討されている先生方、ぜひ一歩を踏み出してみてください。



HONEのサービスについて


当社では、地方企業さまを中心に、マーケティング・ブランド戦略の伴走支援を行なっています。事業成長(ブランドづくり)と組織課題(ブランド成長をドライブするための土台づくり)の双方からお手伝いをしています。


私がこれまで会得してきた知識・経験を詰め込んだ「3つのサービスプラン」をご用意しており、お悩みや解決したい課題に合わせてサービスを組んでいます。ご興味のある方は、ご検討いただければと思います。


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最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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【記事を書いた人】


HONE代表者画像

株式会社HONE

代表取締役 桜井貴斗


札幌生まれ、静岡育ち。 大学卒業後、大手求人メディア会社で営業ののち、同社の新規事業の立ち上げに携わる。 2021年独立。 クライアントのマーケティングやブランディングの支援、マーケターのためのコミュニティ運営に従事。


※本記事は一部AIを活用して執筆しています。

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