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執筆者の写真桜井 貴斗

「地方×マーケティング」の5つの携わりかた。

更新日:9月26日


「地方×マーケティング」の5つの携わりかた。

地方でマーケティング支援の会社を経営して、さまざまな人たちと仕事を行う上で、「地方×マーケティング」の5つの携わりかたが見えてきたため、備忘録として残しておこうと思います。


これから地方のマーケティング業に興味がある方の参考になれば嬉しいです。





<①都心×副業>


都心にいながら、リモート(&一部リアル)にて副業で地方の仕事に携わる方法です。終業後や土日を活用して副業するようなパターンです。


【メリット】地方での仕事を垣間見ることができる(事業内容や担当者に触れることで地方ビジネスや実態を知ることができる) 【デメリット】空き時間を活用する格好なので、あくまでも作業レベル(広告運用・SNS運用・ライティングなど)の仕事なので地方事業者の本懐(経営課題など)まで覗くことは難しい


<②地方×副業>


地方に移住して、本業(非マーケティング)がありながら副業(終業後や土日)で地方のマーケティングの仕事に携わるパターンです。

【メリット】本業があるため安定しつつ、地方の現場も体験できるためいいとこどり、それなりのやりがいを得られるはず 【デメリット】とはいえ多くのリソースが割けないため、イベントの手伝いやアドバイザリーなどの副業となるため、経営課題や事業課題などの上流工程や具体的な実装フェーズには入れてもらえないことも


<③地方×都心>

地方に移住(または都心二拠点)し、地方でリモートワークをしながら都心の仕事をするパターン。キャッシュエンジンは都心、その差分で地方の仕事に携わるような働きかたです。


【メリット】単価の良い都心の仕事と地方の仕事をミックスできるため、経営・収入として安定する 【デメリット】一方で、地方の仕事は都心の単価に比べると割に合わなくなってくるため、なかなか本腰を入れられない。故に徐々に優先度が落ちてしまうことも。。


<④地方×toG>


地方のGovernment(政府・自治体)の予算・補助金を元手に仕事をするパターンです。特に現在は補助金・交付金が数多く出ています。


【メリット】うまく関係構築ができれば安定的かつ大きな予算を得ることができる 【デメリット】Governmentの目的は成果よりも「実施」に重きが置かれることが多いため、一見ステータスにはなるが実はやりがいはあまりないことも


<⑤地方×本業>


地方に移住し、地方の事業者さんとの仕事を本業として向き合うパターンです。

【メリット】経営課題にまで踏み込むことが多いため、事業主体者として、生きがいになるほどのレベルのやりがいを得られる 【デメリット】要件が広く、課題進行度も早いため、人の3〜5倍は働く必要がある(そのため自己犠牲の精神が必要となる)


まとめ


以上が「地方×マーケティング」の働きかたでした。まだまだ多様な働きかたがあると思いますので、皆さんの理想の働きかたを教えてもらえたら嬉しいです。


5つを比較すると、


  • 地方の仕事をまず体験したい場合は<①都心×副業>

  • 収入を優先する場合は、<②地方×副業>

  • より安定した収入・経営を得たい場合は<③地方×都心>から<④地方×toG>に移 行していく

  • やりがいを得たいなら間違いなく<⑤地方×本業>


といったところです。


あとは個人のライフステージやスキルセット・マインドセットごとにステップがあると思うので、ご自身の現状と照らし合わせながら考えてみるといいかもしれません。



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【記事を書いた人】


Takato Sakurai / 桜井 貴斗

HONE Inc. 代表取締役/マーケター


札幌生まれ、静岡育ち。大学卒業後、大手求人メディア会社で営業をしたのち、同社で新規事業の立ち上げ等に携わる。「売り手都合の営業スタイル」に疑問を感じていた矢先に、グロービス経営大学院にてマーケティングに出会い衝撃を受ける。その後、新たな新規事業の立ち上げを経て、2021年に独立。現在はクライアントのマーケティングやブランディングの支援、マーケターのためのコミュニティ運営などを手掛けている。

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